鵜飼いで有名な長良川の風が吹き抜ける。風情ある通り「川原町」。
散歩を楽しむのもいいけれど、やっぱり美味しいものに出合えたら、もっと嬉しいものよね。
そんなわけで、人気のカフェ「川原町屋(かわらまちや)」を目指す。
お店の少し西側にある、無料の共同駐車場に車を停める。
てくてく歩いて、お店へ。
最近少なくなったレトロなポストが、なんだかカワイイ!
川原町屋/岐阜市
店内の様子
店内に入ると、本格的な節句飾りや、和雑貨のショップになっている。
席へ案内してもらう間の短い時間では、見切れないほどの充実度。
町屋をそのまま利用しているので、趣のある風景があちらこちらに。
きょろきょろ。
床の間のしつらえも素敵。
カフェスペースは…?あらら?
一旦、外へ?
伝統工芸品、岐阜ちょうちんや岐阜うちわに使われる上質な美濃和紙を扱う、和紙問屋だった建物を再利用しているんだそう。
江戸時代から昭和初期のかけて、実際に使われていた蔵をリノベーション。
古き良き日本のインテリアとアーバンな雰囲気が相まって醸し出す。
なんとも落ち着く空間に足を踏み入れる。
岐阜県出身の作家の作品を愛でることもでき、ゆったりしつつも、感性が研ぎ澄まれる快感。
奥にはピアノが配され、タイミングによっては生演奏を楽しめるんだって。
また、スタッフは若い子が多いのだけど、誰もが楽しんで働いているよう。
洗練されているわけではないのだけど、サービスもいい感じ。
ちょっと不思議な感じだけど、かっこいいフランス人スタッフもいて、年増女子には嬉しい限り。
メニュー
食事メニューは
- 泉屋プロデュース 鮎のお粥 1,080円 ほうじ茶付き
- ガーデンサラダセット 1,200円 コーヒーor紅茶付き
- オリジナルキッシュ 800円 サラダ付き
- ビーフシチュー 1,800円 サラダ・パン付き
- 特製サンドウィッチ 800円
- まっしろ玉子のオムライス 1,200円
- 生姜ライスのポークプレート 1,200円
…どれも魅力的なんだけど。
やっぱりスイーツも気になる。
季節に応じてメニューも変わるよう。
カフェのある蔵は、キッチンと少し離れているので…。
この呼び鈴を使うみたい。
テーブルによってデザインもいろいろ。
スタッフにオススメや、お料理のボリュームをたずね、「オリジナルキッシュ」と「川原町屋パフェ」をオーダー。
いただきます!
まずはオリジナルキッシュが登場!
小ぶりだけどおいしそうキッシュ。
具だくさんで、基本に忠実な丁寧なつくり。
パイのような軽さのある生地は、バターの香りが食欲をそそる。
脂っこくなく「もっと食べたい!」と思える上品な仕上がり。
そして…待ってました「川原町屋パフェ」。
なかなかの貫禄。
渋めの抹茶アイス、甘すぎない小豆。
栗、わらび餅、寒天とボリューム満点。
甘み、苦み、まったり、さくさく、もっちり。
いろいろな味、いろいろな食感が楽しめる。
この寒天のプリっと感が、おいしいのよ。
パフェの醍醐味を思う存分堪能。
ゆったりと流れる時間を感じ、丁寧に作られた料理を頂く。
つい長居したくなる「川原町屋」は、ソフトもハードも唯一無二の存在ね。
まとめ
季節ごとに異なる表情を楽しめるんだろうね。
レジ横を見ると、テイクアウトできるフルーツティーが並んでいる。
ショップに揃うアイテムも、思い入れを感じるものばかり。
「2階にも節句飾りがありますので、よかったらご覧ください」と声を掛けて頂いたので、お言葉に甘えて…。
予想以上のラインナップ。
じつは、こちらのカフェは、地元では有名な(有)安藤商店という節句飾りや伝統工芸品の製造会社が経営母体。
カフェ利用ではなく、真剣に節句飾りを吟味している家族連れの姿も。
岐阜市の歴史を感じたいなら「川原町屋」は外せない!そんな素敵なお店でした。
お店の詳細
店 名:川原町屋(かわらまちや)
住 所:岐阜県岐阜市玉井町28
駐車場:有り(店舗より西へ徒歩1分程)
URL:詳細はこちら(公式サイト)