垂井駅から3kmもないかな…?
伊吹ばら街道沿い「半兵衛の里 直売所」の西側にあるシンプルな建物。
モーニングのないカフェ…まさしくコーヒー専門店として2001年12月23日オープン。
ランチを済ませ、少し時間が空いた平日の午後。
おいしいコーヒーをもとめ、お邪魔してきました。
cafe FLANDRE(カフェ・フランドル)/不破郡垂井町
店内の様子
外からもみえる窓際の小部屋に据えられた、立派な焙煎機。
北欧テイストの店内は、小さな画廊のような佇まい。
すっと伸びる木製のカウンターの向こうには、コーヒー豆やドリッパーなどが整然と並んでいる。
カウンターに置かれたいろいろなものは、不思議と雑然としておらず、「機能美」という言葉がぴったり。
「どこに座ろうか…?1人だし…」と店内を見渡していたら、物静かそうなマスターが「奥の席でも大丈夫ですよ。お好きなお席へ」と声をかけてくださった。
では、お言葉胃甘えて…。
シンプルだけど、どこか温かみのあるインテリア。
もうすぐクリスマス!上品なデコレーションが、大人の空間を彩る。
季節感のあるコーディネートは、「次に来る」のを楽しみにさせるね。
メニュー
メニューは、ペラっと1枚。写真が撮れなかったので、文字のみで失礼。
メニューは、苦味の強弱、酸味の強弱が図解のようになっていて…。
深煎り(ストレート)は、イディア、ケニア、マラウイ、ブルジン。
中深煎り(ストレート)は、スマトラ・マンデリン、グァテマラ・コンポステラ、ルワンダ・ニャルシダ、コロンビア・スプレモ、タンザニアAA・アサンテ、コスタリカ・グレースハニー。
中煎り(ストレート)は、モカ・ハラーズ、ブラジル・ウォッシュト、パナマ・ドンパチ、エチオピア・イルガチェフ。
浅煎り(ストレート)は、ベトナム・アラビカ、ドミニカ・ハラバコア。
ラインナップは、その時期によるみたい。
ブレンドは、イタリアン(深煎り)、フランドル(中深煎り)、マイルド(中煎り)、ソフト(浅煎り)の4種類。
バリエーションコーヒーとして、カフェオレ、カプチーノ、エスプレッソ、冬期のみのウインナーコーヒー、シナモンコーヒー。
冷たいのもは、アイスコーヒー、ハニーコールドコーヒー、アイスカフェオレ、解すカフェラテ、イタリアンクリームソーダ、マスカットソーダ、オレンジジュース。
ケーキ類もあったのかもしれませんが、私が見せて頂いたメニューには、書いてなかったと思います。
いただきます!
いろいろ迷ったのだけど、オーダーしたはエチオピア・イルガチェフ。
コーヒーについてあまり詳しくないのだけど、イルガチェフェとは、エチオピア産の高級コーヒー豆で、いわゆるモカと言われるものの一種。
その中でも、水洗式で精製されていて、柑橘系のさわやかさと、花のように甘い香りが特徴…って、どこかの雑誌で読んだなというレベルで選んだのだけど。
マスクを外した途端に、ふんわりといい香り。
一口目は…頼りない?って感じた味が、徐々に広がるうちに鮮やかになっていく。
酸味が柔らかく、控えめな苦味と華やかな香り。
はぁー。おいしいぃ。
…変わった形のコーヒーカップね。
とっても薄くて、触りが優しいわ。
これは…シュガーポットね。
小さなチョコレートがついてきた!
苦味を引き立てる柔らかな甘味。
伺ったところ、自家製なんですって!
マスターは、大阪あべの辻製菓専門学校で製菓を学んだ経歴の持ち主。
なるほどー!すごくおいしかったわ。
メニューの写真が撮れなかったので、お会計票で失礼!
まとめ
ゆっくりコーヒーを味わって、ちょっとだけのんびりして。
ふぅー。思いがけず命の洗濯だったわ。
建築家 中村好文が手掛けた建物、造形作家 望月通陽氏によるドアノブや調度品、陶作家 安藤雅信氏のコーヒーカップ。
そして、丁寧に焙煎され、ハンドドリップされたコーヒー。
専門学校に通っていた時、外部講師として招かれた「カフェ バッハ」の田口護氏のコーヒー講義に深い感銘を受けマスター。
田口氏に師事し、焙煎について学んだという実力派なんですって。
「静かにコーヒーを味わいたい」。
そんな特別な時に訪れたい、ステキなお店でした。
お店の詳細
店 名:cafe FLANDRE(カフェ・フランドル)
住 所:岐阜県不破郡垂井町岩手767
駐車場:有り
URL:詳細はこちら(公式サイト)