大通りからは見えないし、大きなのぼりを立てているわけでもなのに、ひっきりなしにお客さんが訪れる住宅街のパン屋さん。
店名の「Payzan(ペイザン)」は、フランス語で「農夫」という意味なんだそう。
これは「材料にこだわりがあるに違いない!」と言うことで、お邪魔してみることにしました。
Boulanger ペイザン/関市
店内の様子
イベント出店などの情報が書かれた看板を読みつつ、お店のドアを開けると。
ジブリ映画の「魔女の宅急便」を思わせるカワイイ店内。
セルフ式のパン屋さんが多い中、こちらのお店はカウンター式なのね。
「フランスっぽい!」と思うのは、ただの想像ですが。
メニュー
ハード系のパンが多いかな?パッと見だけでも質実剛健な雰囲気が伝わってくる。
奥の棚には食パンがずらり。「天然酵母」の文字が並ぶ。
あら?あんぱんまで天然酵母だわ。
「天然酵母なんですね」と何気なくスタッフに声を掛けると、「もともとパンは、穀物と酵母、塩、水だけで作るのが基本なんです。酵母が発酵しながら旨みを引き出すので、ベストなタイミングで焼き上げれば、それでおいしくなるんですよ」とのこと。
その他、華やかさはないけど、パンの種類は豊富。
さっきのお客さんが、カレーパンを3つも買っていったところを見ると…きっとおいしいんだろうね。
オリーブの入ったバケット、オリーブオイルで食べたら、おいしぃだろうなぁ。
ぷっくりして可愛げのあるベーコンエピ。
フランスのパンと言えば、クロワッサンも見逃せない。
真のパン好きが求めるフランス、ドイツの伝統的なパン。
確かに「農夫」という言葉は、ぴったりね!
いただきます!
窓際には小さなカフェカウンター。
せっかくだから、ここで頂いていこうかなぁ。
飲み物は、これだけかな?気になるのは、やっぱり「関牛乳」。
スタッフに訊ねると、「コーヒーなら380円で、ホットもアイスもご準備できますよ」とのこと。
アイスコーヒーと酵母あんクロワッサン、チーズスティックをオーダー。
ラスクは、コーヒーのおまけ!ちょっとのことだけど、得した気分。
まずはチーズスティックをかじる。
さくっした食感とチーズの風味がしっかり!
おやつのようにどんどん進む。
これもね、すごくおいしくて驚くよ!
食感、味わい、あんの仕上がり、その調和が最高。
もっと食べたくなる…。こうなると、他のパンも気になる。
スタッフとお話ししてみると、イベントの出店だけでなく、パン教室も定期的に開催してるのだとか。
私も時々パンは焼くけど、極意のようなものを教えて頂きたい!
また、遠方のお客さんからの要望で通販にも対応しているとのこと。
詳しくはホームページをチェック!
そして、私がパンを頂いている間、ドイツパンの代表選手プレッツェルを買っていくお客さんが多数来店。
こちらのお店では、ザルツブレッツェルという名前で売られている。
独自の製法で難しいとされるプレッツェルの横には、「アルカリ液に浸してから焼成」とのポップが…。
スタッフも「とってもおススメですよ!」と声を掛けてくださったので、お持ち帰り用に購入。
さっそく夕食で頂くことに。
「これが本物のプレッツェル…いやブレッツェルかぁ!」と感嘆の声をあげちゃうほど。
歯ごたえと風味、小麦のうま味がぎゅっとつまったシンプルな味。
岩塩がいいアクセントになっていて、ザルツブレッツェルのためだけにお店に訪れたいと思うほど。
まとめ
パンの詳しいことは分からなくても、毎日に食卓に「ペイザンのパンを」と足しげく通う人の気持ちがよく分かりました。
近所にあったら自慢したい!
「Boulanger ペイザン」は、そんなお店です。
お店の詳細
店 名:Boulanger ペイザン (ブーランジェ ペイザン)
住 所:岐阜県関市池田町66
駐車場:有り(店舗前)
備 考:通信販売あり。詳細は公式HPで確認を
URL:詳細はこちら(公式ホームページ)