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薬膳コーディネーターの資格とは?仕事での活用方法や試験内容

「薬膳コーディネーターってどんな資格?」
「薬膳コーディネーターの試験ってどんなもの?」
「薬膳コーディネーターの仕事での活用方法が知りたい!」

この記事を読んでいる方は、薬膳コーディネーターの資格に興味があるけれど、その資格概要や試験の内容、仕事で活用する方法が分からない…とお悩みではないでしょうか。

本記事では、薬膳コーディネーターがどんな資格なのか、その取得方法や試験の内容、活かせる仕事まで解説します。また、薬膳コーディネーターを取得した人の口コミ情報もご紹介します。

この記事を読めば、薬膳コーディネーターという資格についてよく理解でき、実際に資格を取得するまでの流れも分かります。

薬膳コーディネーターとは

薬膳コーディネーターは、「本草薬膳学院」が認定する民間資格です。

薬膳コーディネーターの資格を持っていることで、薬膳に関する幅広い知識を持ち、その知識をもとに心身を健康にする食事法を提案することができる能力が証明できます。

では、まず薬膳とはいったいどのようなものなのでしょうか。

薬膳とは?

薬膳とは、「季節や食べる人の体質、その日体調に合わせて食材や生薬を組み合わせて作る料理」のことです。

膳という字は「食事」のことを表わします。つまり、薬膳は「薬となる食事」という意味を持っています。

中国で古来より発展してきた食事で、その食材の組み合わせは中医学(中国伝統医学)に基づいており、免疫力を高めたり病気を治す効果があるとされてきました。中国の人々は古くから、薬の代わりに食材からエネルギーを取り入れ、健康な身体の基礎をつくる方法を心得ていたのです。

近年の健康ブームによって、日本でも薬膳料理の認知度は上がってきています。今では薬膳料理に関する本も多数出版され、薬膳料理を食べられるレストランや、薬膳料理の作り方を学べる料理教室も増えていたりと、薬膳は私たちの暮らしの中で身近な存在になりつつあります。

生活に薬膳を取り入れるメリット

日々の暮らしに薬膳を取り入れると、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

薬膳のメリットには、以下のようなものがあります。

  • 身体の不調を改善し、大病を防ぐ
  • 薬やサプリメントに頼ることなく体質改善ができる
  • 美容やダイエット効果、デトックス効果がある
  • 精神が安定し心穏やかになる

身体の不調があるときは、病気の手前である「未病」の状態です。例えば、体がだるい、食欲がない、また貧血や腰痛、生理痛といった身体の不調は、悪化させてしまうと深刻な病気を引き起こすこともあります。

薬膳には、そういった不調を取り除き大きな病気を予防する効果があります。また、冷え症や肥満、アレルギー疾患といった体質も改善されることがあります。

さらに、薬膳は健康面だけではなく、美容面や精神面にも効果があります。便秘の解消や美肌効果、また緊張や不安といった精神的なストレスを取り除いてくれるので、心が安定し穏やかに過ごすことができるようになります。

薬膳コーディネーターに必要な知識・スキル

ここまで、薬膳の基本知識やそのメリットについてお伝えしてきました。では、薬膳コーディネーターにはどんな知識やスキルが求められるのでしょうか。

薬膳コーディネーターには、以下のような知識・スキルが求められます。

  • 中医学や薬膳についての基本知識がある
  • 心身の健康に良い薬膳の組み合わせを考え、提案できる

薬膳コーディネーターの資格を取得すれば、中医学や薬膳の知識が身につき、普段の食事に取り入れることができるようになります。

さらに、その知識とスキルを活かし職場でも活躍することが可能です。

薬膳コーディネーターになるには?

では、薬膳コーディネーターになるにはどんな方法があるのでしょうか。

薬膳コーディネーターの資格取得には、以下の2つのステップが必要です。

  1. ユーキャンの資格取得講座「薬膳コーディネーター資格取得講座」を受講する
  2. 講座の最終課題 (=資格試験) に合格する

薬膳コーディネーターを取得するには、ユーキャンの資格取得講座を受講することが必須条件となります。なぜなら、この講座の最終課題が薬膳コーディネーターの資格取得試験になっているためです。

ユーキャンの資格取得講座は、薬膳コーディネーターの認定機関である本草薬膳学院が監修しており、講師も学院長の辰巳洋先生が務めています。薬膳コーディネーターを修了後、本草薬膳学院で薬膳について引き続き学ぶことでき、その場合は学費の割引を受けることができます

薬膳コーディネーターの資格取得講座

では、認定機関が指定するユーキャンの資格取得講座は一体どのようなものなのでしょうか。

ユーキャンの通信講座の概要

ユーキャンの「薬膳コーディネーター資格取得講座」は、自宅で受講する通信講座であり、4ヵ月で修了できるプログラムとなっています。

自宅学習ですが、受講中に不明な点があればメールや郵送で質問ができるので安心です。また、添削課題にも丁寧なフィードバックがあります。下記が、講座の概要です。

講座名薬膳コーディネーター資格取得講座
運営会社株式会社ユーキャン
対応資格薬膳コーディネーター
受講料【一括払い】 44,000円(税込)
【分割払い】 2,980円×15回、総計44,700円(税込)
受講方法テキストによる自宅学習
添削課題あり (4回)
質問あり (1日3問まで)
標準学習期間4ヶ月 (サポート期間最大12ヶ月)
申込方法公式から申込:https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1327/

受講の流れ

ここで、資格取得講座の受講の流れをさらに詳しくご説明します。

  1. ユーキャンの公式ホームページから受講申し込み
  2. 10日前後で、教材一式が自宅に届く
    (テキスト2冊、レシピ集、DVD、薬膳用語集、添削課題①~④、舌診ボード、土鍋)
  3. 1つ目のテキストで、薬膳の基礎となる「中医学」について学ぶ→添削課題①を提出
  4. 2つ目のテキストで、薬膳料理に不可欠な「食薬」について学ぶ→
    添削課題②を提出
  5. レシピ集を使って、薬膳料理を自宅で実際に調理してみる添削課題③を提出
  6. 添削課題④(資格取得試験)を提出

講座の前半は、テキストでの学習となります。テキストはイラストや写真が豊富で、初心者にもわかりやすい言葉で丁寧に解説されています。

講座の後半では、付属の薬膳レシピ集と土鍋を使い自宅で薬膳料理を調理します。スーパーで買える食材を使ったレシピなので、自宅でも簡単に薬膳調理を実践できます。

講座受講中に合計4回の添削課題を提出し、そのうちの最終課題が資格取得試験となります。

試験内容、難易度は

では、資格試験である最後の添削課題とは、どのようなものなのでしょうか。

資格試験の特徴

薬膳コーディネーターの資格試験には、以下のような特徴があります。

  • 講座で学んだ内容から幅広く出題される
  • 制限時間なしの筆記試験(マークシート方式)
  • 自宅での受験が可能
  • 不合格でも再々受験まで可能

自宅での受験が可能なので、リラックスして試験に臨むことができます。

また、万が一不合格でも、最大3回まで受験が可能なので安心です。記述問題はなく全てマークシート方式なので、暗記が苦手な方も取り組みやすい内容となっています。

難易度は?

薬膳コーディネーターの資格試験は、講座でしっかり学習していればほぼ確実に取得ができる資格です。

問題は講座のテキストからのみの出題で、得点率60%以上が合格ラインなので決して難易度は高くありません。

さらに、万が一不合格となってしまっても再々受験まで可能なので、途中で諦めてしまうことさえなければ取得は難しくないでしょう。

試験概要

受験資格なし (ただし、ユーキャンの資格取得講座の受講が必須)
試験日・会場随時自宅で受験可能
受験料なし (資格取得講座の受講料に含まれる)
試験形式筆記試験 (マークシート方式)
試験時間制限なし
合格基準得点率60%以上(最大3回まで受験可能)

薬膳コーディネーターの活かせる仕事

では、薬膳コーディネーターの資格は、どのような仕事に活かせるのでしょうか。

飲食に関わる仕事で活かす

飲食店で働いている人は、薬膳の知識を活かし美味しくて身体によいメニューを考案することができます。さらに、薬膳料理を専門にしたレストランを開業することもできるでしょう。

また、薬膳コーディネーターの肩書を活かし、ブログやセミナー、書籍の出版などで薬膳料理のレシピや薬膳の魅力を発信していくことも可能です。

医療・介護分野で活かす

薬膳は中医学の知恵に基づいて作られた料理であり、医療や介護の現場でもその知識を大いに役立てることができます。

例えば、患者や施設利用者の方に対して、薬膳の知識をもとに健康維持や老化防止のための食事のアドバイスをしたり、体調や病状に合わせ、食材をバランスよく取り入れた院内食の提案をすることができます。

薬に頼らず食材の力で体調を整える薬膳料理は、患者や高齢者の体への負担も少なく、安心して取り入れられる食事です。

独学でも取得できる?

薬膳コーディネーターの資格は、独学でも取得できるのでしょうか。

薬膳コーディネーターは、資格取得のために必ず学院が認定するユーキャンの通信講座を受講しなければならないため、完全独学での資格取得はできません

薬膳に関する本は数多く出版されているので、独学でも知識をつけることはできます。

ただ、自分の知識を「薬膳コーディネーター」という形で証明したいという場合は、残念ながら養成講座の受講は必須となっています。

薬膳コーディネーターと薬膳マイスターの違い

薬膳コーディネーターとよく比較される資格に、薬膳マイスターがあります。混同されやすい2つの資格ですが、その違いは何なのでしょうか。

違い①扱う薬膳の範囲が異なる

薬膳マイスターの資格の正式名称は「和漢薬膳師」です。和漢薬膳とは、中国の薬膳を日本人の味覚や体質に合わせてアレンジしたものです。

中医学に基づいた伝統的な薬膳を学ぶ薬膳コーディネーターに対し、日本人向けに独自にアレンジされた和漢膳に絞った知識を身につけられる資格といえます。

違い②進級制度の有無

薬膳コーディネーターには進級制度はありませんが、薬膳マイスターには3段階の資格階級があります。

3級は自宅で通信講座を受講することで検定試験が受けられますが、2級以上になると実習を含む講習の受講が必要になり、試験にも口頭試験や実技試験がプラスされるなど、取得への難易度も高まります。

1級の上級資格である「特級師範」を取得すると、和漢膳のエキスパートとしてマスコミや講習会に派遣されるなど、和漢膳を広めるための社会活動ができるようになります。

薬膳コーディネーター取得者の口コミ

では最後に、実際に薬膳コーディネーターを取得された方々の口コミをご紹介します。

身体の状態に応じてこの症状のときにはこの食材がいいとされるものを知り、意識して食事を作れるようになりました。

資格VOICE

勉強する前は薬膳は良薬口に苦しとのイメージがありましたが、テキストに書かれていた「味も体にも見た目にもよい」という言葉と「和食・洋食・中華などそれぞれの調理方法や文化に薬膳の知識を加えていく」という自由な発想が印象的でした。
お堅いものではなく、日々摂る食事の中に薬膳の知識を活用していこうと思いますし、広めていきたいと思います。

ユーキャンコミュニティ 集まれ!学びーズ

■twitter、Instagramより

https://twitter.com/toyamaruko_/status/1139888122655694848
https://www.instagram.com/p/BsZ8fhtga-i/?igshid=pg2k9lduro50

おすすめの本

薬膳コーディネーターの資格は、ユーキャンの資格取得講座で学習することが必須ですが、市販の本が薬膳に対する理解を深める助けになることもあります。以下、おすすめの本を2冊ご紹介します。

オトナ女子の 薬膳的セルフケア大全

表紙やタイトルからは想像できない、薬膳に関する本格的な知識が学べる実用書です。普段スーパーで手に入る食材で気軽に取り入れられる薬膳が紹介されている点が、薬膳コーディネーターの学習内容とリンクしています。あらゆる身体の不調に対する対策が網羅されており、学習の目的以外でも持っていると重宝する一冊です。

基本としくみがよくわかる東洋医学の 教科書 

薬膳の根本である「中医学」について、イラストや図を用いて初心者向けに分かりやすく説明されています。オールカラーなので見やすく、薬膳だけでなく漢方や鍼灸の基礎知識など、幅広く学ぶことができます。中医学の基本概念を知るにはこの一冊があれば十分と言えるでしょう。本草薬膳学院長の辰巳洋氏が、監修に参加しています。

まとめ

以上、今回は薬膳コーディネーターの資格について、その概要や取得方法、活かせる仕事などをご紹介しました。

薬膳は病気を予防するだけでなく、美容・ダイエット効果や精神安定の効果など、取り入れることで嬉しいことがいくつも起こる魔法のような食事です。何千年ものあいだ受け継がれてきたのは、その効果が人々に実感され、実証されてきたからでしょう。

薬膳コーディネーターで学べる薬膳の知識は、身近な食材で始められるものばかりです。ぜひこれを機に薬膳コーディネーターの資格を取得して、日々の暮らしに薬膳を取り入れてみませんか。

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すも太郎

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