- カロリーメイトは体に悪いの?
- メリットやデメリットをチェックしたい
手軽に栄養を摂ることができる、大塚製薬の「カロリーメイト」。
バランス栄養食と言われるカロリーメイトですが、実は「体に悪い」という評判があるのをご存じですか?
健康を気遣ってカロリーメイトを食べているという方も多いと思うので、「体に悪い」などと言われるとちょっと心配になりますよね。
そこで今回は、カロリーメイトが「体に悪い」という評判について詳しく調べてみました!
記事の後半では、カロリーメイトのメリットやデメリットもお伝えしていきますので、「カロリーメイトを食べてもいいのか心配」という方はぜひ参考にしてくださいね。
カロリーメイトが「体に悪い」という評判を検証
結論を先にお伝えすると、カロリーメイトは体に悪い食品ではありません。
それではなぜ、カロリーメイトには「体に悪い」という評判があるのでしょうか?
SNSや口コミサイトを中心に、カロリーメイトの悪い口コミを調べてみました。
カロリーメイトには、次のような口コミが見られます。
- 食べると太る
- 糖質が多い
- トランス脂肪酸が多い
カロリーメイトには「太る」「糖質やトランス脂肪酸が多い」という口コミが見られ、「体に悪い」という評判につながっていました。
これらの情報は本当なのかどうか、実際のところを詳しく見ていきましょう。
食べると太る
カロリーメイトは食べると太ると聞いたので嫌です
— 君嶋瀬凛 (@kimishima_nano) November 22, 2022
カロリーメイトには「食べると太る」という口コミが多く見られます。
中には「ダイエットのためにカロリーメイトを食べたら、逆に太った」という口コミも。
カロリーメイトのエネルギー
カロリーメイトのエネルギーは、1本100kcal、1箱4本入りで400kcal。
白飯1杯(150g)のエネルギーは約234kcalなので、カロリーメイト2.3本分くらいになります。
厚労省によると、1日に必要なエネルギー量の目安(18~29歳)は、男性が2,650kcal、女性が2,050kcal。
1食あたりを計算すると、男性が約883kcal、女性が約683kcalになるので、例えば朝食にカロリーメイト4本(400kcal)を食べたとしても、摂りすぎではないですね。
ただし、食べ過ぎてしまえば、もちろん太る原因になります!
カロリーメイトはダイエット食品ではなく、手軽に栄養補給ができる補助食品。
太ったという口コミでは、「間食にカロリーメイトを食べすぎた」「朝食をカロリーメイトに置き換えて、昼食や夕食を食べすぎた」というようなケースが多かったので、食べすぎには注意が必要です。
糖質が多い
カロリーメイトは思ってるより糖質が多いからオススメしない
— 史弥 (@bbbaske815) June 3, 2020
カロリーメイトは「糖質が多い」という口コミも多く見られます。
カロリーメイトの糖質
カロリーメイト(チーズ味)の糖質は、1本約10.2g、1箱4本入りで40.7g。
他の食品と比べてみましょう!
食品名 | 糖質の目安 |
---|---|
カロリーメイト1本 | 10.2g |
カロリーメイト4本 | 40.7g |
白飯1杯(150g) | 53.4g |
食パン6枚切り1枚(60g) | 26.4g |
うどん1玉(250g) | 50.3g |
りんご1個(300g) | 38.7g |
白飯1杯(150g)の糖質は約53.4gなので、カロリーメイト約5本分以上になります。
1箱4本食べたとしても、白飯1杯やうどん1玉の糖質よりも少ない量ですね。
糖質制限が必要という場合でなければ、カロリーメイトの糖質は気にしなくても大丈夫です。
トランス脂肪酸が多い
カロリーメイトよく食べるけどこれトランス脂肪酸たっぷりだな😇控えないと
— ユズモリシノ (@shinony) November 23, 2022
カロリーメイトには「トランス脂肪酸が多い」という口コミも。
トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングなどにも含まれており、摂りすぎると動脈硬化の原因になると言われています。
カロリーメイトのトランス脂肪酸
カロリーメイト(チーズ味)の原材料をチェックしてみましょう!
小麦粉(国内製造)、マーガリン(乳成分を含む)、砂糖、ナチュラルチーズ、卵、アーモンドパウダー、でん粉、脱脂粉乳、大豆タンパク、小麦タンパク、食塩/カゼインナトリウム、加工でん粉、香料、カロチノイド色素
引用元:大塚製薬
カロリーメイトの原材料には、マーガリンが使用されています。
ということは、トランス脂肪酸が多く含まれているのでしょうか?
Q:カロリーメイトブロックの原材料にマーガリンが使用されているようですが、トランス脂肪酸は含まれていますか?
A:食品表示法の改定に伴い原材料にマーガリンと記載いたしました。カロリーメイトブロックの原材料で使用しているマーガリンは、トランス脂肪酸量を低く抑えたものを使用しており、製品にもほとんど含まれておりません。
引用元:大塚製薬
カロリーメイトを製造・販売している大塚製薬は、トランス脂肪酸について公式サイトで上のように回答。
トランス脂肪酸を低く抑えたマーガリンを使用しているので、ほとんど含まれていないそうです。
極端に食べすぎることがなければ大丈夫ですよ!
カロリーメイトのメリット&デメリット
カロリーメイトは体に悪い食品ではないということがわかりましたが、何かデメリットはあるのでしょうか?
ここからは、カロリーメイトのメリットやデメリットについて見ていきましょう。
カロリーメイトのデメリット
カロリーメイトには次のようなデメリットがあります!
- たんぱく質が少なめ
- 食物繊維が少ない
- ダイエットにはあまり向いていない
カロリーメイトはたんぱく質や食物繊維が少ないので、カロリーメイトだけの食事ではこれらの栄養素が不足しがちに。
理想を言えば、たんぱく質が豊富なヨーグルトや牛乳、食物繊維が摂れるサラダなど、他の食品と一緒に食べるのがおすすめです。
朝食がカロリーメイトだけという日は、昼食や夕食で足りない栄養素を補えるようにしたいですね。
ダイエット食品と比べると、カロリーメイトはエネルギーや糖質が多めなので、ダイエットにはあまり向いていません。
カロリーメイトのメリット
カロリーメイトには次のようなメリットがあります!
- 手軽に栄養が摂れる
- 食欲がなくても食べやすい
- カロリー計算が楽
- 長期保存や携帯に便利
カロリーメイトは病気の方のために「点滴に代わる栄養食を作りたい」という想いで、宇宙食をヒントに開発。
短時間で手軽に栄養が取れるので、忙しいときや食欲がないときでも食べやすいのが特徴です。
1本100kcaになるように作られているので、カロリー計算が楽なのも嬉しいですね。
賞味期限が長く、常温保存ができるので、非常食や持ち運びにもおすすめです。
まとめ
今回は、カロリーメイトが「体に悪い」という評判について、詳しくご紹介してきました。
カロリーメイトには、次のような口コミが見られます。
- 食べると太る
- 糖質が多い
- トランス脂肪酸が多い
カロリーメイトのエネルギーや糖質、トランス脂肪酸について詳しくチェックしましたが、どれも「体に悪い」といわれる量ではありませんでした。
他の食品と同様に、食べすぎなければ問題ありません。
カロリーメイトは手軽に栄養が摂れる補助食品なので、他の食品と合わせて上手に取り入れていきたいですね。
この記事でご紹介している内容は、2023年3月時点での情報です。カロリーメイトの最新の情報は、公式サイトや販売店でご確認ください。